【切手買取】文化人切手シリーズ　vol.4　夏目漱石

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夏目漱石切手とは？

1950.4.10、文化人切手シリーズ第三弾として、夏目漱石切手が発行されました。夏目漱石と言えば、一番に思い浮かぶのは漱石初の小説「坊ちゃん」ですね。四国の松山に越してきたお坊ちゃん上がりの教諭が成長する物語だったと思いますが、内容はあまり知らなくても題名は聞いたことがある人がほとんどではないかと思います。

また、夏目漱石と言えば、1,000円札の顔としても有名で、長らく1,000円札の肖像図として使用されていましたね。

幼いころは聖徳太子だったお札が夏目漱石に代わって驚いたことを覚えています。

他に、夏目漱石の作品と言えば、「三四郎」「こころ」などが有名で「こころ」などは高校の授業の小説の読解でも取り入れられていましたね。

下宿先のお嬢さんを巡る親友同士の愛憎劇が描かれている内容だったと思いますが、初めて読んだ時の読感ではいまいち内容が理解できなかったのを覚えています。

何度か読み、論評などの解説を見てやっと内容を理解出来るようになりましたが、高校生レベルの現代国語としては深い内容の勉強となったことを覚えています。

夏目漱石の生涯

1867年2月9日漱石は地元の名主である家の末子として生まれ、祖父の放蕩により実家は傾きかけており、父により2度ほど里子に出されましたが、一度は姉により連れ戻され、一度は養父母の離婚により連れ戻されました。

しかし、実の両親と養父母の折り合いが悪く21歳まで夏目家の戸籍に戻ることがなかったようです。

幼少期に波乱万丈の人生を送った漱石は優秀な成績で学校を卒業し、英文学の学者となります

21歳の頃、俳人である正岡子規と出会い、友情を深め、子規の影響で後に小説作家となる道が開いたようです。

英国留学から帰国し、東京帝大などで教鞭をふるっていましたが、叱責した生徒が入水自殺をするなどし、周りより攻め立てられた漱石は極度の神経衰弱となり、高浜虚子から神経衰弱の治療の一環で創作を進められ、処女作である「坊ちゃん」を書くこととなりました。

元々読み切りとして書いた「坊ちゃん」が好評で続編を書くこととなり、周囲からの熱望により小説作家となった天才的な頭脳を持つ偉人と言える人物ですね。

まとめ

夏目漱石と言えば、1,000円札の顔としてだれでも知っている偉人ですが、処女作「坊ちゃん」を始めとする小説作家として有名ですね。その夏目漱石切手ですが、額面8円で発売された切手は現代では美品で500円程度で取引されているようです。並品であれば220円程度である為、そこはやはり切手専門の買取店での査定がない限り、はっきりとした価格は査定しにくい所です。

コレクションを譲り受けるなどして、夏目漱石切手が手に入れば、使用済み切手にも価値がある可能性もある為、切手戦物買取店へ出張査定を頼んだ方がいいですよ。

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