【切手買取】産業図案切手炭鉱夫

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日本の石炭鉱業は明治維新後、欧米に続いて日本での産業革命とともに発展し、炭鉱の開発も進みました。炭鉱で掘り出された石炭は当時の鉄道における主役である蒸気機関車の主要な燃料でもあり、石炭鉱業は日本の工業立国を支える基幹産業ともいえる物だったようです。

しかし、日本の屋台骨を支え続けた石炭鉱業も第二次世界大戦後の炭鉱夫の労働環境改善による賃金の上昇、外国から安価で良質な石炭の輸入、1950年代に中東・アフリカで相次いで大油田が発見され、大量に安く供給されるようになったことで国内の石炭鉱業の収益は悪化しました。

鉱山を開発し、危険と隣り合わせの中で掘り進む石炭に比べ、自然にわいてくる石油の生産コストは安く、工業化の進展に伴い、日本の産業界でもエネルギーの主役は石炭から重油へ燃料転換が進むこととなりました。

1962年に、石油が石炭を抜いてエネルギー供給量の首位を占めると石炭を使用する鉄鋼業界は海外の安価な石炭へ、電力業界は石油へとシフトしていき、日本における炭鉱はその役目を終えることとなりました。

石炭鉱業全盛の時代はエリートが炭鉱会社に就職することが多かったようですが、石油エネルギーへの大転換により、斜陽産業になったことは印象的ですね。

石油と違い、遠い存在となったかに思われがちな石炭ですが、実は世界全体の一次エネルギー減の構成比として、未だに28％と実に4分の1の割合で使用されています。

東日本大震災の原発の暴発により、日本国内での原発に対して規制がかかり、現在、稼働している原発もわずかです。その電力需要を埋めているのは石炭火力発電所だということも周知の事実ですね。

現在、世界的に脱炭素の動きが進んでおり、2030年にはガソリン車の新車販売は禁止となります。もちろん、石炭火力発電所も世界の趨勢には逆らえず、停止する方向へ進むと考えています。

石炭から石油へエネルギー転換を果たし、60年、また新たな過渡期を迎える現代では、この炭鉱夫に代表される石炭鉱業の現状の推移は今後の道しるべとしても振り返るべきかもしれないですね。

戦前・戦後と日本の工業の発展を担ってきた石炭鉱業、その主役ともいうべき炭鉱夫切手ですが、額面8円が250倍程度の高値で取引されることもあるようですね。

切手の保存状態などによって倍ほども金額も変わる為、メルカリやヤフオクに出品する前に一度、プロの鑑定士に鑑定依頼をすることをおすすめします。

切手専門の買取店であればプロの鑑定士が常駐しており、切手の時価がはっきりとするので、もし、コレクションを譲り受けることがあれば一度、その価値を査定したほうがいいですよ。

切手買取で、出来るだけ高く売れるよう後悔のない取引をしてくださいね。

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