昭和すかしなし切手とは?
1871年4月20日に日本の郵便制度が始まってより、切手はお札に比べて流動性が低く、額面も低い為、切手偽造の可能性を考慮していなかったので、日本の切手では偽造防止用の「すかし」が入っていない通常の紙に刷られる形となっていました。
ところが、大正2年いわゆる「菊切手偽造事件」が発生し、慌てた逓信省は大正3年から順次、普通切手でも「すかし」入りの用紙を使うようになりました。
大正時代は、図のように稲妻型の線がならぶ文様の「すかし」が入っており、大正すかしと呼ばれています。
昭和に入っても、すかし入りの切手が使用されていましたが、1950年代に入ると印刷技術の発展から切手の偽造が技術的に難しくなることもあり、1950年11月から順次、現行の普通切手を「すかしなし」の用紙に印刷するようになりました。
その当時、現役で発行されていた産業図案切手や新昭和切手の一部が、この「すかしなし」の用紙に1951年-1952年にかけて印刷されており、この期間の切手を「昭和すかしなし切手」と呼び、高値での取引がされています。
同じ図案の切手でも、「すかし」があるかないかで、数倍から十数倍の価格さで取引されるのは興味深い現象ですね。
切手のすかしの歴史
紙にすかしを入れる技法は、13世紀後半に、イタリアの北部地方ボローニャで始まったと言われているようです。
1840年にイギリスで発行された世界最初の切手「ペニーブラック」には、その「すかし」の技術が使用されていたようです。
日本でも既に1879年に徳島の阿波藩が発行する藩札に「すかし」の技術が使われていたことが分かっています。
日本の切手に「すかし」の技術が使われなかったのは単純に切手を偽造しても、偽造して得られる富よりも、偽造に注力するコストの方が高く付く為、敢えて「すかし」の技術を使用しなかったと考えたほうが良さそうですね。
当時に比べて技術力の発達した現代においても、切手にはすかしが入っていないことを考えると、切手の額面に対して偽造コストが合わないということが要因として大きいのかもしれないですね。
まとめ
大正2年の「菊切手偽造事件」により、「すかし」有り無しが混在した時期の切手は高値で取引されるようですね。
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