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【骨董品買取】古文書の基礎知識

古文書とは、江戸時代以前に作成された、特定の相手に何らかの意思を伝えるために書かれた文書のことです。

古文書は、歴史的な資料として、当時の社会や人々の暮らしを知るための貴重な情報源です。

今回は、古文書について、その定義や特徴、種類、保存方法などを紹介したいと思います。

古文書の定義

古文書は、単に古い文書というだけでなく、歴史学上は古記録と区別されることがあります。

古記録とは、特定の相手に向けたものではなく、一般の著述や記録・日記などの文字史料のことです。

つまり、古文書は差出人と受取人が存在するものであるということがポイントです。

また、古文書は紙に書かれているものであると限定されがちですが、木に書かれていたり石に刻まれていたりしたものであっても、上記の条件を満たしているならば、古文書と考えてよいとされています。

古文書の特徴

では、古文書は現代の文書とどう違っているのでしょうか。ここでは、江戸時代の古文書、近世古文書を取り上げて、古文書全般に見られる特徴について説明します。

 

・草書体である

博物館や史料館などで古文書を目にして、まず誰もが気がつくことは、草書体(くずし字)で書かれているということではないでしょうか。文章の書き易さが優先されていたと見えて、くずし方や筆順などにこだわらずに書かれていることがわかります。

 

・読点と句点がない

古文書を目にして、次に気がつくことは、読点(、)と句点(。 )がないということです。

延々とくずし文字が書き連ねられていて、文章がどこで終わるのか見ただけでは判別できません。

実は、古文書には元々読点と句点はなかったのです。それが明治時代に入ってから読みやすいようにと読点と句点をつけるようになったと言われています。

 

・お家流である

お家流というのは、書道における書風の流派のひとつです。

身分の高い家において代々伝承され用いられる流儀や流派のことを言いますが、平安時代の書道の一派だった青蓮院流(しょうれんいんりゅう)がその代表例です。

このようなお家流は、古文書にも影響を与え、特定の家系や地域で独自の書風が発達しました。

古文書の種類

古文書には様々な種類があります。

例えば、公的な文書としては、官途(かんつう)文書、公文書、寺社文書などがあります。

官途文書とは、官庁が発行する公的な文書のことで、公文書は地方行政機関が発行する公的な文書です。

寺社文書は、寺社が発行する公的な文書で、寺社の運営や財政に関する記録が含まれています。

また、私的な文書としては、家族間でやり取りされる手紙や日記などがあります。これらの私的な文書は、当時の人々の生活や思想を知る上で貴重な資料となります。

古文書の保存方法

 古文書は歴史的価値が高く、保存することが重要です。

しかし、紙質が劣化しやすく、湿気やカビ、虫食いなどによって破損する可能性があります。そのため、古文書を保存する際には以下の点に注意する必要があります。

・湿度と温度を適切に保つ 古文書を保存する場所は、湿度と温度が適切に保たれていることが重要です。

湿度が高すぎるとカビが発生しやすくなりますし、低すぎると紙質が劣化しやすくなります。また、温度も高すぎると紙質が劣化しやすくなります。

・直射日光を避ける 直射日光は紙質を劣化させる原因となります。そのため、古文書を保存する場所は直射日光が当たらないようにする必要があります。

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