【切手買取】産業図案切手　植林

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日中戦争・太平洋戦争により、大量の木材が軍需物資として活用されたことで、全国各地の森林は荒廃し、はげ山がいたるところに出来ました。

はげ山には貯水能力がなく、終戦後は、全国各地で大水害が発生しました。これらの水害を防ぐために、荒廃林地への植林が国家再建に関わる重要な課題になりました。

1950年「国土緑化推進委員会」を結成し、森林資源の造成、国土の保全が推進されました。

特に、終戦後まもなくの昭和20年～30年には戦後復興の特需で建材となる杉やヒノキなどの針葉樹の経済価値が高まり、天然の広葉樹林を伐採し、その跡地に杉やヒノキなど成長が早い針葉樹林の植林が進むこととなりました。

しかし、その後、外国産の木材の輸入自由化の波にのまれる形で、価格の高い国産木材よりも外国の木材の需要が高まりました。また、家庭での主要な燃料であった木炭も、化石燃料へ徐々に置き換わり、日本の森林資源は急激にその価値を失い、同時に林業も衰退することとなりました。

この植林事業は現代病とも言われる「スギ花粉症」の原因となったとも言われています。私の子供の頃、昭和の時代はまだ花粉症の人は珍しいぐらいでしたが、国を挙げての大規模な植林事業から数十年たった昨今では、花粉症は日本の国民病ともいわれるぐらい、広い世代に蔓延しています。

また、安価な外国産の材木には勝てず、植林をしながらも採算割れから手入れが行き届いていない杉林は、成長が悪く、未成熟の杉が台風等によって、流木となり被害を拡大する原因ともなっています。

戦後まもなく、植林された人工林を放置するわけにもいかず、森林環境税を募って、それを財源として日本の林業の回復を図る動きもあったようですが、クリアーエネルギーとして期待された太陽光発電パネルを設置するために、無計画に伐採されることとなり、最近の水害の拡大につながったのは悲しいことですね。

林業など、自然サイクルにも関わってくる事業に関しては、国の補助などもある程度必要なのかもしれないですね。

戦後、はげ山とかした森の復活のために、全国的に行った植林切手ですが、額面20円が300倍程度の高値で取引されることもあるようですね。

切手の保存状態などによって倍ほども金額も変わる為、メルカリやヤフオクに出品する前に一度、プロの鑑定士に鑑定依頼をすることをおすすめします。

切手専門の買取店であればプロの鑑定士が常駐しており、切手の時価がはっきりとするので、もし、コレクションを譲り受けることがあれば一度、その価値を査定したほうがいいですよ。

切手買取で、出来るだけ高く売れるよう後悔のない取引をしてくださいね。

ヤフオクを見ていると「この切手がこの値段で買えるの？」っていうことがよくあります。

掘り出し物が出てくるということが個人売買の良さでもありますが、自分が売るときは出来る限り高く売りたいですよね。

そのためには切手の現在価値を知る必要があります。

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