2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
桜切手とは? 1872年7月、日本で最初に発行されていた竜切手に変わり発行された切手で、桜切手との名前の通り、サクラの意匠を使用した切手となっています。 桜切手は日本における切手としては竜切手に続く第二弾の切手と言え、この切手の発行から目打ちや裏…
小判型三五六ハガキとは? 1871年4月20日、それまでの飛脚制度に代わって、東京~大阪間で郵便制度が始まりました。ね その6年後の6月、万国郵便連合(UPU)に加盟し、海外への郵便送達も可能となった為、同年11月20日に発行される形となりました。 こちらの…
竜銭切手とは? 1871年4月20日より、日本の郵便制度が始まった当時、日本の通貨制度は江戸時代と同じだった為、日本最初の切手は額面が「文」表示となっており、目打ちもなく、裏面にノリも付いていない切手が採用されました 1871年の新貨条例が制定され、貨…
昭和すかしなし切手とは? 1871年4月20日に日本の郵便制度が始まってより、切手はお札に比べて流動性が低く、額面も低い為、切手偽造の可能性を考慮していなかったので、日本の切手では偽造防止用の「すかし」が入っていない通常の紙に刷られる形となってい…
逓信記念日制定記念 小型シートとは? 明治4年3月1日(新暦4月20日)、それまでの飛脚制度に代わって、東京~大阪間で郵便制度が始まりました。 逓信省ではこの郵便制度の記念事業の一環として昭和9年4月20日を「逓信記念日(ていしんきねんび)」と定め、 同…
第一次昭和切手 洞水の能面50円切手とは? 題名で超高額切手と銘打ちながら、切手の額面が50円で参考買取額が4,500円では、看板に偽りありと感じた人もいるかもしれないですね。 しかし、この洞水の能面切手が発行された時期は1946年では封書の切手代金が30…
郵便創始50年 記念切手とは? 日本の近代郵便制度は1871年、前島密によりイギリスから導入されました。導入当時は東京~大阪間での行き来となっていましたが、翌年1872年には全国展開が測られ、飛脚制度に変わるものとなりました。 全国展開が測られてより50…
沖縄暫定切手とは? 1945年9月2日、日本は連合軍に無条件降伏し、沖縄はアメリカ軍制下に編入されたことはご存知の通りだと思います。 1946年1月29日、GHQにより「若干の外廓地域を政治上行政上日本から分離することに関する覚書」が発せられ、北緯30度以南…
新高額切手とは? 「新高額切手」は1924年~1937年にかけて実に13年間発行された5円と10円の高額額面の切手です。 手紙1通を送るときの郵便料金が3銭程度であったことを考慮すると、現在の定型郵便の配達料金84円から換算すると、3銭→84円、5円→14,000円、10…
沖縄はがき デイゴ10銭・15銭とは? このはがきが発行された1948年、日本の本土では戦後復興期を迎えており、終戦後のインフレも手伝ったためか、同年1月1日に新郵便法が施行され郵便料金も封書5円、はがき2円と大幅に改定されました。 戦前の郵便料金に比べ…
第一昭和切手 藤原鎌足とは? 額面5円の切手というと現在の貨幣感覚では、金額が上がった送料の端数を埋めるぐらいの感覚ではないでしょうか?5円で買えるものと言えば、すぐに思い浮かぶのは5円チョコぐらいですね。 しかし、第一次昭和切手が発行された193…
新大正毛紙切手とは? 「新大正毛紙切手」は、1926年~1933年に発行された切手で、ドイツから輸入した凸版切手用の輪転印刷機(ゲーベル社)を使用したゲーベル版と平台印刷切手の2種類があり、額面は5厘、1銭、1.5銭、3銭、5銭、7銭、13銭、30銭、50銭、1円…
昭和コイル切手とは? 今回紹介する「春日大社 切手14銭」は、コイル切手か通常のシート販売の切手かによって、その価値は大きく違います。 通常、切手は縦10枚、横10枚、合計100枚で1シートとして販売されています。記念切手の場合は縦4枚、横5枚、合計20枚…
坂東収容所切手とは? 収容所切手というと、何か違和感を覚えるかもしれませんが、第一次世界大戦時、日本軍の捕虜となったドイツ軍兵士が徳島県の坂東俘虜収容所に収監されていました。 当時の国際法では捕虜に対して人道的な対応を求められおり、日本が文…
土佐の村送り切手とは? 土佐の「村送り切手」と知られるこの切手は、日本の郵便史上では唯一ともいえる地方自治体によって発行された公用切手となります。 明治4年、明治政府は飛脚による配達を廃止、イギリスの郵便制度に倣った郵便制度を導入に際し、各県…