2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
100円札の変遷とは? 100円とは、現代の価値で考えると自動販売機でジュースを買うにも足らないという細かなお金の感覚ですが、明治・大正・昭和・平成・令和と時代が変遷する中で物価の価値は明治と現代では数千倍もの差があります。 同じ額面でも、明治・…
ギザ十とは ギザ十と聞くと、小学生の頃、ギザ十は数千円の価値があるという話を友人から聞いてお釣りを貰うたびに10円玉にギザギザがないか調べたり、交換してもらったりしていたことを思い出します。 ギザ十は1951年(昭和26年)~1958年(昭和31年)にか…
聖徳太子のお札とは 昭和5年、金解禁を記念して歴史上の人物でまだ採用されていなかった聖徳太子が「乙百円券」の肖像として初めて採用され発行される運びとなりました。 これまでの日本の紙幣の肖像はキヨッソーネが残したものを原版彫刻する形で作っていま…
エラーコインとは? 毎年のように大量に発行されるコインですが、機械で作業をしている為、当然のように作業ミスが起きます。 通常であれば造幣局による厳しいチェックにより、エラーがあるコインは世に出ることは無いのですが、その厳しいチェックをすり抜…
甲州金とは? 甲州金は戦国時代、甲斐の国一国で通用した「日本で初めて制度化された貨幣」と言われています。 その制度は、「1両=4分=16朱=64糸目=金15g」と4進法が採用されており、戦国期には戦場で活躍した部下の恩賞として活躍したようですね。 ま…
昭和 新20円金貨とは? 明治30年新貨幣法の制定により、従来の旧金貨からデザインを一新した新20円金貨が明治30年~昭和7年までの30年以上の期間に渡り発行されました。 幕末の混乱期から日清戦争前後まで、日本の金の流出が続いており、日本では金貨の製造…
大正7年~8年 八咫烏銀貨とは? 1914年(大正3年)~1918年(大正7年)にかけて主に欧州で争われた第一次世界大戦により、欧州地区の労働階級の賃金が暴騰した為、労働階級による銀装飾に対する需要増があったこと、また、当時、世界の銀の一大産地であった…
未発行 陶貨とは? 昭和初期から終戦までに発行された貨幣は1銭・5銭・10銭の少額貨幣で50銭以上の通貨は紙幣で発行されていました。 昭和8年から昭和12年にかけて日中間の関係が悪化しており、戦時に備えて軍需素材となるニッケルを備蓄する為、通貨の素材…
日露戦争軍票とは? 軍票とは、読んで字のごとく戦時に通貨のごとく使用された政府発行の徴発証券とも言える物です。 明治10年に西郷隆盛により、不兌換紙幣が発行されましたが、政府発行として日本で初めて使用されたものはこの日露戦争軍票と言われるもの…
はじめに 日本で初めて、本格的に流通した通貨として「和同開珎(わどうかいちん、708年発行)」が有名で聞いたことがある人も多いと思います。 しかし、実はそれに先立ち「富本銭(ふほんせん、683年発行)」などの鋳造の記録が「日本書紀」に記されており…
ラグビーワールドカップ2019 日本大会記念 1万円金貨とは? 2019年日本で開催されたラグビーワールドカップですが、初のベスト進出を果たした日本選手団の活躍は素晴らしかったですね。日本中がラグビーブームに沸いたことは記憶に新しいと思います。 2019年…
幻の10円玉とは? 昭和25年「臨時通貨法」を改正し、素材を洋銀(銅・ニッケル・亜鉛の合金)として10円洋銀貨は昭和25年~26年にかけて7億枚製造されました。当時の10円洋銀貨は、現在のものとは違い5円や10円と同様に中央に穴があいたものが採用されたよう…