こんにちは。
今日は、ウクライナ東部の都市バフムトで起きている激しい戦闘についてお話ししたいと思います。
バフムトは、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、最大の激戦地となっています。ロシア軍は、バフムトを占領することで、ドネツク州の交通網を掌握し、ウクライナ軍の補給線を遮断しようとしています。
しかし、ウクライナ軍は、バフムトを守るために必死に抵抗しています。ウクライナ軍は、バフムトを要塞化し、大量の武器や弾薬を備えています。また、ウクライナ軍は、NATO（北大西洋条約機構）からも支援を受けています。
先日、ウクライナ軍は、バフムトでロシア軍に対する大反撃を開始しました。ウクライナ陸軍第3強襲旅団は、「バフムトでロシア軍第72自動小銃旅団を退却させた」と発表しました。第72自動小銃旅団は、ロシア軍最精鋭部隊の一つです。ウクライナの民兵隊「アゾフ連隊」のアンドリー・ビレツキー氏は、「ロシア軍2個中隊の兵力を壊滅させ、7.8平方キロの領土を回復した」と明らかにしました。
これは、汝矣島の約2.7倍に相当する面積です。ロシアのプーチン大統領は、ロシアの第2次世界大戦戦勝記念日（5月9日）にウクライナ侵攻を「戦争」と呼び、勝利への決意を示しましたが、ウクライナはその直後にバフムトでの戦果を発表しました。
これは、プーチン大統領にとって大きな屈辱でしょう。
ウクライナ軍は、敵陣への空襲からロシア軍の逃亡に至る圧勝の様子を動画と写真で公開しました。
これらの映像を見ると、ウクライナ軍がどれだけ勇敢に戦っているかが分かります。
また、ロシア軍がどれだけ無様に敗走しているかも分かります。ロシア軍は、民間軍事会社ワグネル・グループやスペツナズなどを投入していますが、それでもウクライナ軍に敵わないようです。
この反撃がウクライナ軍にとって反転攻勢の始まりとなるかどうかはまだ分かりませんが,ウクライナ軍の士気は高まっています。
ウクライナ軍の指揮官は、「バフムトでの勝利は、ウクライナの独立と主権を守るために戦うすべての人々にとって、希望の光となるだろう」と語りました。
一方、ロシア軍は、バフムトでの敗北を認めず、ウクライナ軍が「プロパガンダ」を行っていると主張しています。
