【切手買取】文化人切手シリーズ　vol.3　福沢諭吉

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福沢諭吉切手とは

1950.2.3、文化人切手シリーズ第二弾として、福沢諭吉切手が発行されました。福沢諭吉と言えば、一番に思い浮かぶのは1万円札の顔ですね。1984年に新規発行されてから実に40年近く、1万円札の顔となっていましたが、2024年度の新規発行でお役御免になるようですが、現代では高額紙幣のイメージが着いていますね。

私の幼いころはまだ、聖徳太子のお札が普通に流通していたのですが、お年玉で貰った聖徳太子のお札を持っていれば今頃、額面以上の価値があったことを考えると、福沢諭吉の一万円札も旧札となれば額面以上の価値で取引されるのかもしれないですね。

また、福沢諭吉と言えば、「学問のすすめ」「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」「慶応義塾の創設者」として有名ですね。

明治以降、官職には付かず、市井の啓蒙思想家として、教育現場の拡充に力を入れ、明治六台教育家と言われていたようですね。

福沢諭吉の生涯

江戸末期、現代の大阪市福島で下級武士の子息として生まれ、父の死後、大分県で儒学を修めました。54年長崎へ遊学し、蘭学を学び、家督を継いだ兄のいる中津藩の大阪屋敷に赴き、適塾に入り緒方洪庵に師事するようになりました。

58年に江戸に移り、中津藩の蘭学校の教師となりましたが、蘭語が外国人に通じないことを嘆き、独学で英語を勉強するようになります。

60年に幕府の咸臨丸に乗り込みアメリカのサンフランシスコを訪問し、諸国の政治や経済の仕組みを解説した「西洋事情」を刊行し、その思想は明治政府に影響を与えました。

しかし、明治政府の実験がドイツ留学に赴いた大久保利通などに移ると、個人の自由を尊重する福沢諭吉の思想は排除され、官主導の経済政策、富国強兵策がすすめられるようになりました。

国家に依存しない個人の自由を標榜した福沢諭吉は、人民の国家依存度が強くなる現況を憂い続け、個人の独立に関する著書を書き続け、生涯を閉じることとなりました。

まとめ

福沢諭吉と言えば、だれもが知っている有名な偉人ですが、伝記なども少なくその生涯を詳しく知る人は少ないかもしれないですね。

しかし、小学校の社会の授業で必ず習う「学問のすすめ」など、著名な作家でもある為、その肖像を図案化した切手はコレクターに人気があります。

発売当時8円だった額面も現在では未使用品で200円以上、美品であれば500円以上の価格で取引されています。切手シートであれば10,000円以上の価格で取引されることもある大変人気の切手となっています。

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